十二年に一度の盛儀 秘仏騎乗馬頭観世音菩薩像御開帳

 

平成二十七年 花溢れる春、いよいよご開帳を迎えます|騎乗馬頭観世音菩薩さまは秘仏にして十二年に一度の ご開帳と定められているため平素は拝観できません 十二年に一度の遇いがたい勝縁に是非ご参詣ください

 

 

騎乗馬頭観世音菩薩

騎乗馬頭観世音菩薩

 木造馬頭観世音菩薩像は三面八臂、馬に乗るとても珍しい姿で、騎乗馬頭観音さまといわれております。その昔、行基菩薩三州巡化のとき一本の杉の木をもって、七体観音像を彫刻されたうちの一体である。もともとは頭の上に馬を乗せる一般的な馬頭観音さまの姿であったが、洪水にあった際、本堂ごと川に流されるが、頭の上の馬に乗り大川の中から脱出し、岡崎城内の岸にたどり着かれ、馬に乗る珍しい姿になったという言い伝えがある。

 承安の頃、牛若丸(源義経)は、奥州平泉の藤原秀衡を頼って旅を続ける途中、矢作の里を訪れ兼高長者の家に宿をとりました。ある日、ふと静かに聞こえてきた浄瑠璃姫の琴の音色に惹かれた義経が、持っていた笛で吹き合わせたことから、いつしか二人の間に愛が芽生えました。しかし、義経は奥州へ旅立たねばならず、矢作を去りました。姫が義経を想う心は日毎に募るばかりでしたが、添うに添われぬ恋に悲しみのあまり、ついに菅生川に身を投じて短い人生を終えました。浄瑠璃姫の死後、矢作の里に戻った義経は死を悼み騎乗馬頭観音さまを安置し、供養したという。

 その為、恋愛の仏様ともいわれ良縁成就、恋愛成就などの功徳があり、また畜生道救済(畜生界におちた霊の成仏・ペット、家畜の冥福)馬が草をむさぼり食うように人々のあらゆる苦悩を食い尽くし、断ち切る魔障除去、厄難消除、病気平癒など苦悩除去の功徳がある。観音さまは衆生を救おうという気持ちが強い仏様です。中でも馬頭観音さまは衆生救済の思いが強いとされ、多くの人たちの信仰を集めている。

 騎乗馬頭観音さまは秘仏にして十二年に一度のご開帳と定められているため平素は厨子の中に安置し扉を閉ざしており、拝観できません。平成二十七年、いよいよご開帳を迎えます。十二年に一度の遇いがたい勝縁に是非ご参詣くださいませ。



お稚児さん募集お申し込み書はこちら

 

 

御開帳実行委員会協力 先祖供養・水子供養・各種祈願  三河善光寺 本坊 無量寺 

 

三河善光寺 本坊 無量寺 地図

 

 

ウインドウを閉じる

© Mikawa Zenkoji Temple All right reserved.